2015/04/05
高い高いはいつからできるの?新生児、乳児にやってもいいの?
昔からなじみのあるあやし方として有名な高い高いですが、ネットで調べると「揺さぶられ症候群」など赤ちゃんにとって危険なお話がたくさん出てきますね。
今回は高い高いが可能な時期や注意点などのお話です。
この記事の目次
高い高いが可能な時期は?
新生児や乳児はNG、生後3ヶ月以降はOK、など月齢によって可否を考えてしまうと、個人差の激しい赤ちゃんには対応できないと思います。
ここでの一番無難な回答は完全に首が座ってからになるでしょう。生後3ヶ月で座る子もいますし、生後4ヶ月たっても「完全に」座ってない子もいますね。
この「完全に」の目安はいくつかあります。問題ないようでしたら晴れて高い高い解禁といってもいいでしょう。
高い高いで喜ぶとは限らない
代表的なあやし方ではありますが、すべての赤ちゃんに通用するわけではありません。
ちょっと大げさかもしれませんが赤ちゃんの視点からみると、高い高いは大人のバンジージャンプになりうることもあります。
それだけダイナミックなあやし方。怖がる以上に危険でもありますので、初めはパパママが座った状態で、ひざの上から少しだけ持ち上げる「低い低い」から試してみてください。
「低い低い」で嫌がるようであれば高い高いはやめておき、ボディータッチなど他の方法であやすようにしましょう。
高い高いで揺さぶられ症候群になる?
首が座っていない赤ちゃんに高い高いをすることで、脳が揺さぶられ過ぎてくも膜下出血が起こる…と、何とも怖いことがささやかれています。
そんな怖い話を恐れて「赤ちゃんをあやすこと」自体に慎重になり過ぎるママもいるそうですが…詳しく調べてみると、少し「尾ひれがついた話」になっている気がしました。
乳幼児揺さぶられ症候群というのは、周りから見て「あんなことをしたら、子どもが危険だ」と誰もが思うほどに激しく、乳幼児が揺さぶられた時に起こる重症な頭部損傷です。(以上、日本小児科学会パンフレット「赤ちゃんを揺さぶらないで~乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)を予防しましょう~」より抜粋)
参考:特定非営利活動法人 子どもの危険回避研究所
これを見る限りは、高い高いが危険というよりも乱暴に揺さぶると危険という、ごく当たり前の事実なんだなという印象が持てます。
まとめ
今回のお話は諸説が多いため「すべての赤ちゃんに等しく当てはまる」ことではないかもしれません。
個人的な解釈としては、高い高いは「可能な時期に、赤ちゃんが喜んでくれる場合のあやし方」ということだと感じています。