2015/04/05
わが子の成長を願い祝う行事としては、生後3回目に当たるのが初節句。
生まれた時期によってはお宮参り、お食い初め、初節句と連続してしまう場合もあり、礼儀作法で混乱してしまうかもしれません。
この記事の目次
初節句では何をする?
初節句は女の子なら3月3日(桃の節句)に、男の子なら5月5日(端午の節句)に親しい親族や友人などを招いて料理をふるまったり、にぎやかに外食にいったりと、子供の成長を願った祝い事をします。
初節句は余裕を持って行う
例えば4月に生まれた男の赤ちゃん、もう1ヶ月前後で初節句の時期を迎えて…しまわなくてもいいんです。初節句以前に、お宮参りやお食い初めなどの行事を優先します。
他の行事を優先することで初節句が過ぎてしまうのであれば、来年の5月5日を初節句にしてしまいます。ここは特にしきたりはありませんので、まだ大勢の人と会うのは早いと感じるのであれば、余裕が出る来年に初節句を先送りしましょう。
初節句祝いの席での料理は?
初節句でふるまう料理はいわゆる縁起物。候補はいくらでも出てきますが、赤ちゃんは食べられないものが多いと思いますので…招いた方に喜ばれるような料理を選ぶといいでしょう。
一般的な初節句の料理(食材)例
- 赤飯、ちらし寿司
- タイ、ブリ
- たけの子、レンコン、豆
- ハマグリのお吸い物
- 3色の菱餅、雛あられ、甘酒白酒(桃の節句)
- ちまき、柏餅(端午の節句)
初節句のお祝いは何が良い?
一般的に思い浮かぶのが「5月人形」「鎧兜」「ひな人形」「こいのぼり」ですが、これを贈るのは正式には母方の親だそうです。といっても高価な人形が多いので近年では母方、父方の親同士で折半するケースも多いみたいですね。
さらに、いざ豪華な人形をいただいても飾るスペースがない!管理が大変!という理由から、パパママ当人も参加して祝い品を決めるという、要するに臨機応変に決めるスタンスで問題ないようです。
一方、知人や友人、親以外の家族からの祝い品は現金や商品券、ギフトアルバムやおもちゃなど、喜ばれそうなものなら枠にとらわれず、値段のしきたりも特に決められてないようです。
お祝い品を贈る場合
- のしの表書き…御祝 or 初節句御祝
- 水引き…紅白の蝶結びをあしらった(or 蝶結び柄)のし紙で包む。
お祝い品はいつ贈る?
5月人形やひな人形など、節句にちなんだ贈り物の場合は初節句の1ヵ月前に贈ります。それ以外の贈り物は初節句の1週間前でOKのようです。
ちなみに3月3日や5月5日に一日だけ飾るのを一夜飾りといい、縁起が良くないようです。一般的には4月を過ぎたあたりから飾り始めます。こいのぼりもこのころから目立ってきますよね。
初節句のお返しは?
初節句の際にお祝いをいただいた方々にはお返しをするのが礼儀です。
ただし、出産祝いなどとは少し違い「初節句の祝いの席に招待」することがお返しになります。つまり、祝いの席に招待した方へは別途贈り物をしなくても良いということですね。
その逆に、祝いの席に招待しなかった、祝いの席を設けることができなかった場合は内祝い品として、初節句の時に撮った赤ちゃんの写真、お菓子などを贈ります。内祝い品の相場はいただいたお祝い品の1/3~半額が一般的です。
お返しを贈る場合
- のしの表書き…内祝 or 初節句内祝
- 水引き…紅白の蝶結びをあしらった(or 蝶結び柄)のし紙で包む。蝶結びの下に子供の名前(性は入れず)を記載する。
まとめ
お宮参りやお食い初めよりは自由度が高い初節句。今回紹介したものもどちらかと言えば、しきたりよりも一般的に多い方法という意味合いが強いです。
というのも、初節句にも地域や家系によるしきたりが存在するケースもありますので、これが絶対に正しい!とは言えないんです。特に決まりごとがない場合は無理にしきたりにとらわれないのがポイントだと思っています。
今回ここまで調べておきながらですが、我が家では、特に両家にしきたりもなく赤ちゃんも人見知りの時期だったため、ひっそりと家族だけで初節句を祝いました。写真はアリススタジオで、周りからのお祝いもほぼフェイスブックからという、実に近代的な初節句(笑)
形はどうあれ、我が子はすくすく成長してくれていますし、それを祝ってくれる方々にはとても感謝しています♪