結膜炎の特徴と対処

結膜炎は目の病気、まぶたに覆われた白目部分がウイルスなどに感染し炎症を起こします。感染力が強いケースもあるので家族も油断できません。

結膜炎

• かかりやすい時期…生後0ヶ月～
• 主な症状…白目の炎症（充血）、目やに

ウイルス性結膜炎

目がウイルスに感染することで充血を起こす状態。ウイルス性結膜炎の場合は目だけでなく、のどの炎症や高熱を伴うケースがあります。

厄介な点は非常に感染力が強いこと。赤ちゃんだけの病気ではないためウイルス性結膜炎を患うと家族全体が感染してしまうことも。

細菌性結膜炎

肺炎球菌やブドウ球菌、インフルエンザ菌に感染して起こす結膜炎です。症状はウイルス性結膜炎と似て白目の炎症や黄色っぽい目やにがたくさん出ます。

細菌の種類にもよりますが、ほとんどの細菌性結膜炎はウイルス性と違い人に感染することは無いようです。

ホームケアと対処

いざ赤ちゃんに結膜炎が発症してもウイルス性なのか細菌性なのか区別は付かないと思います。目の充血が続き、目やにが多く見られるのであればまずは受診して医師の指示を仰ぎましょう。

細菌性結膜炎は抗菌薬入り点眼薬などで1週間ほどで治りますが、ウイルス性結膜炎は2～3週間と長引くケースが多いようです。

なお、ウイルス性結膜炎は、はやり目とも呼ばれ頻繁にかかるものではないようです。ただ、しっかりと診断されるまでは家族間での感染防止も行います。

• タオルや洗面器は赤ちゃんのものと分ける
• お世話をした後は手を洗う
• 使用したティッシュや綿棒は袋にまとめて捨てる
• 赤ちゃんと一緒の入浴は避け沐浴で済ます
• 下着や食器などはできるだけ煮沸消毒する
• 保育園などの施設は休む

2種類の結膜炎は対策がかなり違ってきますので、まずはどの結膜炎なのかを知るためにも早めに受診したほうがよいでしょう。

※症状が見極められないときは早めにかかりつけの病院に電話を。休日や深夜の急な症状の場合は「#8000」（厚生労働省小児救急電話相談）に相談しましょう。