2015/04/05
個人差はありますが、テレビやDVDを見せると落ち着きやすい赤ちゃんは多いと思います。赤ちゃんがテレビに夢中になっている間に家事を済ませたいところですが、長時間のテレビはかなりの影響を与えるようですね。
今回はテレビの付けっ放しで赤ちゃんがどんな影響を受けるのか、というお話。
この記事の目次
テレビやDVDが赤ちゃんに与える好影響
テレビやDVDが赤ちゃんに与えるのは悪影響だけではないです。まずはメリットからですが、コミュニケーションのきっかけが得られることです。
現在では0歳児からの教育用DVDなども発売されていますが、見てみると歌や踊りなどがほとんどです。これらにあわせて一緒に歌ったり踊ったりすることで、親子のコミュニケーション力が育まれていきます。
ただし「一緒に」です。一方的に付けっ放しにしても興味はわくかもしれませんが、すぐに飽きてしまう可能性大。家事が楽に出来るという意味ではおすすめはできません。
テレビやDVDが赤ちゃんに与える悪影響
現在までではっきりしてきたテレビの悪影響は主に4つ。どれも将来的には深い悩みに発展しそうなものばかりです。
言語や社会性の発達が遅れる
一方的に喋るテレビはコミュニケーションとはいい難いです。この環境が続いてしまうと言語を覚える力も、他人とコミュニケーションをとる力も育ちにくくなることが解明されています。
貴重な時間が削れる
赤ちゃんの1日のうちで、睡眠と食事やお世話をのぞくと、五感を育む時間はわずか5~6時間といわれています。発達に大きく影響する2歳までの時期に、その貴重な時間をテレビにあててしまうのはもったいないことだといわれています。
想像力を育めない
赤ちゃんというか、人間には必須の想像力。テレビはただ流れるだけで、見る人の回答は求めていませんので、自分から考えたり能動的に動いたりする力が育めなくなります。
太り気味になる
テレビを見ることで運動量が減り、カロリーを消費しにくくなります。なんとなく想像できますよね(笑)
テレビやDVDを見せるときに気をつけるポイント
悪影響だらけのテレビですが、それでもテレビ慣れしてしまった赤ちゃんにいきなりシャットアウトさせるのは難しいことかもしれませんよね。
以下は一般的に推奨されている赤ちゃんのテレビの見せ方です。直せるところはちょっとづつ…という感覚での改善がやりやすいと思います。
- 2歳までは1日15分~30分間
- 見せるおおよその時間帯を決めておく
- テレビ画面から2~3m離れて正面から見せる
- 音量は大きくしすぎない
- 暗い部屋で見せない
- 刺激の強すぎる番組は控える
テレビの活用方法は共感すること
テレビやDVDの利点でもある、コミュニケーションのきっかけ作りを最大限に生かすためには、極力一緒に見て内容に共感することが大切かと思います。
- テレビでやっていた歌や踊りを見終わった後に一緒にやってみる。
- テレビに出てくるキャラクターに言葉を添えてみる。
- 生活習慣の教育DVDなら実際にやりながら見てみる。
など…見て、話して、行動してみるの3点セットが理想ですね。
まとめ
私が小さい頃はご飯を食べるときにテレビを見ていると怒られたりしてました(笑)学校からもノーテレビデーとか言う名目で毎週木曜日はテレビを見てはいけないという規則もあった気がします。
食事中はテレビをつけないという方法は現在でも推奨されていますが、やりすぎてパパママがストレスを抱え込むのもどうかと思います。出来る範囲で少しずつ切り替えていきたいですね♪