2015/04/05
赤ちゃんの便は水っぽいものがほとんどのため、下痢をしているのか判別がつきにくいかもしれません。ただし、ホームケアでは下痢と判断できずほおっておくと脱水症状を起こす可能性もあります…
この記事の目次
下痢の判断基準は?
赤ちゃんの便は回数や緩さに個人差があるため、下痢と判断しにくいところもあります。そのため、いつもと違う便の色や回数、緩さで判断します。
自宅では普段から赤ちゃんの便のお世話をしている人のほうが判断がつきやすいかもしれませんね。
受診が必須の症状
以下の条件に当てはまる場合の下痢は病気の症状である可能性が高いです。確認できたならすぐに受診しましょう。
- 高熱を伴っている
- 水分を受け付けない
- 目に見えて激しい下痢や嘔吐がある
- 血便がある
- ずっと機嫌が悪い
- 唇が紫がかっている
- 痙攣を伴う
上記は風邪症候群や急成長炎、腸重積症や食物アレルギーなどの諸症状です。このように下痢が疑われる場合は、下痢以外の症状を確認することも大切なんです。
下痢時のホームケアは?
赤ちゃんが下痢のとき、受診以外で行えるホームケアを紹介します。
脱水症状に注意
下痢時は体の水分が奪われやすくなっています。一度に出る量や回数が多いほど脱水症状の危険度が増していきますので、失われた分の水分を取り戻すつもりでこまめな水分補給を。
水分補給には湯冷ましや麦茶、経口保水液や赤ちゃん用のイオン飲料が最適です。果物のジュース類で柑橘系のものは下痢を悪化させる可能性もあるためオススメできません。
おしりは清潔を保つ
下痢時はお知りが特に汚れがち、回数も多いと清潔にするのも大変ですが、下痢のたびに座浴やシャワーなどで汚れを落とします。
あまりに回数が多い場合は、通常のお尻拭き後にお湯で絞ったガーゼなどで優しく拭いて汚れを落として。
こうやってこまめに汚れを落とすことでおむつかぶれや、万が一の細菌やウイルスの感染を防ぎます。
食事は食欲次第で臨機応変に
離乳食デビューをしたばかりの赤ちゃんであれば、2~3日は離乳食をお休みして様子を見ます。
離乳食が進んでいるのであれば、赤ちゃんの食欲に任せます。ただし、欲しがる場合でもおかゆやくたくたに煮込んだうどんなど消化の良い炭水化物から与えます。
下痢状態の腸は粘膜が傷ついており、乳製品の分解が上手く作用しないこともありますので、回復するまでは牛乳やヨーグルトなどは控えます。
まとめ
発熱時もそうですが、下痢時は水分補給が欠かせません。赤ちゃんの体の水分は失われやすいので、低月齢のときから麦茶や湯冷ましなどに慣らせておくといいかもしれませんね。