2015/04/05
夏本番!プール熱にご注意!涼を求めて赤ちゃんとプールに行くこともあるかもしれませんが…
公共のプールでプール熱にかかり、赤ちゃんを含め一家全員夏風邪というパターンが増えているようです。今回はプール熱についてのお話です。
この記事の目次
プール熱(咽頭結膜熱編)ってなに?
アデノウイルスに感染することで発症する風邪の病気。毎年夏に感染率が高くなります。
このアデノウイルス、感染者の唾液や鼻水、排泄物など体液から媒介するので公共のプールでの感染が多いんです。
感染力が非常に高く、家族の一人が感染してしまうと一家全員に広がってしまうケースが非常に多いんです。そう、赤ちゃんから大人まで年齢関係なく感染します。
プール熱の症状
赤ちゃんがプール熱にかかった場合、主に「熱・のど・目やに」に影響が出てきます。
- 急に39度~40度の高熱が発症する
- のどが炎症を起こし食欲が減衰する
- 目やにが増える
- 下痢や嘔吐を伴う
困ったことに、のどに痛みが出てくるため食欲がなくなり、栄養が摂りにくくなってしまうんです。
熱は3日~4日ほどでひいていく場合が多いですが、それ以外の症状は1週間以上続くことも。また、すべての症状が治まってもウイルスは2週間ほど残っているため、油断した家族が感染したというケースも多いみたいですね…
ワクチン・特効薬がない
プール熱(アデノウイルス)には予防ワクチンや、特効薬は存在しません。つまり、赤ちゃん自身の治癒力で乗り切ってもらうしかないんです。(処方される薬は解熱剤など症状を和らげるもの)
もちろん、少しでも乗り切りやすくするための受診やホームケアは大切ですが、お世話をするときは感染しないよう、赤ちゃんに使うタオルなどは別々に、こまめに手を洗うなどの予防が必要ですね。
主なホームケア
- こまめな水分補給(発熱時)
- のど越しの良い食事
- 目やにが出たら取り除く
まとめ
感染力が非常に高いアデノウイルスですが、1度かかると2度目の感染率は少なくなるようです。
正直、公共プールでの第一感染を予防するのは難しい…そこが、毎年夏に流行り続ける理由でもありますね。