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鼻涙管閉塞症の特徴と対処

time 2015/04/18

鼻涙管閉塞症の特徴と対処

常に涙目になる、朝になると目やにがすごい、という特徴を持つ鼻涙管閉塞症。涙が鼻に流れていかないため、すべて目から流れる病気です。

この記事の目次

鼻涙管閉塞症

  • かかりやすい時期…先天性、生後0ヶ月~
  • 主な症状…涙目、目やに

特徴

溜まった涙を鼻へ流す鼻涙管という通路が塞がってしまい、涙の排出が目のみになってしまうのが鼻涙管閉塞症です。涙は泣いているとき以外でも常に作られるものなので目は常時うるうる状態になってしまいます。

通常は妊娠6~7ヶ月目あたりで開通する鼻涙管が塞がったままになる先天性と、結膜炎や鼻炎でつまってしまう後天性のものがあります。

よく泣く赤ちゃんは涙目になりやすいため気づくのが遅くなりがちに。ただ、泣いてもいないのに常に目やにが溜まっているようならば鼻涙管閉塞症を疑います。目やには放置するとこびりついたり細菌に感染しやすくなったりと良いことはありません。

ホームケアと対処

鼻涙管を広げる薬はなく、マッサージまたは手術によって開通させます。あくまでも手術は最終手段で、細菌の感染防止に抗菌薬入り目薬を点眼しながら、目頭をマッサージして開通させるのが通常。

生後12ヶ月までなら約9割の赤ちゃんがマッサージを続けるだけで治るようです。早目の発見、対処が回復率を左右しますので、目やにが異常に多い状態が日々続くようであれば即受診しましょう。

※症状が見極められないときは早めにかかりつけの病院に電話を。休日や深夜の急な症状の場合は「#8000」(厚生労働省小児救急電話相談)に相談しましょう。

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