2015/04/05
難聴は老化を伴う症状だけでなく、赤ちゃんにも十分発症する可能性のある病気です。言葉の発達に関わるため早期の発見と治療が必要になります。
この記事の目次
難聴
- かかりやすい時期…先天性、生後0ヶ月~
- 主な症状…耳が聞こえにくい、聞こえない
特徴
難聴には先天性と後天性の2種類あります。
先天性は何らかの原因で生まれつき耳が聞こえにくいものです。後天性は滲出性中耳炎や髄膜炎、おたふくかぜや薬の副作用などで一時的、もしくは継続的に難聴になるケースです。
赤ちゃんの難聴は聞くこと、言葉を知ることができない症状ため、発見が遅れてしまうと言語の発達に影響してしまいます。
ホームケアと対処
後天性の難聴は他の病気と併発して発症するものです。パパママができることは早期発見と早期受診。ただの風邪が重大な病気に発展することもあるため、日ごろから症状の確認は欠かせません。
一方、先天性の難聴は、近年では新生児の聴覚スクリーニング検査で知ることができます。病院での出産の際に申込書を渡されます。聴覚スクリーニングは保険適用外のため、3000円~6000円ほどの自己負担になります。任意ではありますが是非受けておきましょう。
難聴が発覚した場合は、言葉の発達を遅らせないために生後6ヶ月ころから治療を始めます。症状の度合いによって補聴器の使用や手術が伴う場合もあります。
※症状が見極められないときは早めにかかりつけの病院に電話を。休日や深夜の急な症状の場合は「#8000」(厚生労働省小児救急電話相談)に相談しましょう。