2015/04/05
赤ちゃんの指使いが器用になってくる生後9ヶ月ごろはコップの練習始めに適しているといえます。コップが使えるようになるとお世話もグッと楽になると思いますので、まだ始めていない方はこの機会にぜひ♪
※ここではストローなしの大人が使うようなコップでの練習を想定しています。
この記事の目次
コップを使う練習は早すぎても問題なし
ここでは生後9ヶ月ごろと書いていますが、早い赤ちゃんだと生後5ヶ月ごろからコップを使う練習を始めているみたいです。ちょうど離乳食を始めたあたりから一緒にコップも…という感覚かもしれませんね。
特に早すぎたらダメという規則はありませんので、覚えさせたいときに始めてもいいと思います。ただ、指先が器用でないうちは慣れるのに時間がかかるかも。
コップデビュー!どこで?
極端に言うと、コップ練習の始めのころは周りがびしょぬれになります(笑)例えスタイをした状態でも水は四方に飛び散ってしまい…
そこで練習する場所ですが、お風呂が適しています。部屋で練習する場合は飛び散ることを想定したセッティングで。
コップデビュー!どんなコップで?
市販で赤ちゃん用のマグなどがたくさん売られていますね。ほとんどのコップには適正月齢が書いてあると思いますが、これは参考程度に。あまり意識する必要はありません。
赤ちゃん用に購入するのもいいですが、その前に自宅にあるコップで試してみるのもおすすめ。ただ、大人用のコップは赤ちゃんの手に余るかもしれません。
自宅にある食器で試す場合は、コップというかおちょこやヤクルトの容器などの小さなものが適しています。初めからたくさん水を入れる必要はありませんし、コップを持つということであればおちょこでも十分ですよ♪
大人が口をつけたものをそのまま使うと虫歯を誘発する可能性があるので、洗い残しを100%防ぐために、洗った後に消毒液につけたものがベストです。
ちなみに我が家の実体験ですが、取っ手の着いたコップを初めから使うとおもちゃと認識されて、取っ手をつかんでぶんぶん振り回してました(汗)初めは取っ手ナシのほうがコップとして認識しやすいかもしれません…
コップデビューの手順は?
練習場所と練習コップが決まったら早速練習してみましょう!初めてコップを持つ赤ちゃんは、「コップ=飲むツール」という認識がありません。むしろおもちゃ(笑)
- 大人がコップを使っているところを見せる
- コップを支えながら赤ちゃんに持たせる
- コップをわずかずつ傾けて水を飲ませる
普段からコップを使って水などを飲むところを赤ちゃんに見せていると覚えが早い傾向がありますが、まず赤ちゃんに飲ませる前に、大人がコップを使って水を飲むところを見せてあげましょう。
次に、赤ちゃん用のコップにわずかな水を入れて、赤ちゃんの口の前にもって行きます。多分ほとんどの赤ちゃんは目の前のコップに手を伸ばすと思います。上手くコップを支えながら両手でつかませてあげましょう。
赤ちゃんは手でつかんだものを口に入れる習性があります。ここでもほとんどの赤ちゃんがつかんだコップを口に持っていくはず。
ここでコップのふちに口をつけさせるよう誘導し、ほんの少しずつコップを傾けて水を口の中に入れてあげます。
コップ練習の注意点
目標は設けない
コップの練習に限ったことではありませんが、どんなものでも初めは上手くいかないのが普通です。今日はココまでできたらという目標は設けず、赤ちゃんの様子を見ていきなりむせるようなら今日は終了。という進め方で。
練習であごを上げさせる必要はない
コップを飲むときはあごを上げないと最後まで飲めないよ。という考えからあごを上げさせる方もいるようですが、コップデビューは「コップのふちを唇に当てる練習」を意識します。
この練習が上手くいけば、飲めないときはあごを上げるということは自然に覚えてくれます。無理やり覚えさせようとすると水が鼻に入ったりと恐怖感を与えてしまう場合も…
おもちゃと認識されたら「メッ!」
赤ちゃんにとって手に取るものは高確率でおもちゃと認識されます。生後9ヶ月ごろには言葉の意味も分かってくる時期なので、ダメなものはダメという態度をとってあげましょう。
我が家の例でしたら、コップを持って振り回したら…普段は見せないまじめな顔で見つめて冷淡に「メッ!」といってやさしくコップを取り上げます。
※叱るときは「コップをコップとして扱ってないとき」に限定します。例えばコップのふちをかじる行為は飲む動作の一環としてとらえるので叱りません。何でもかんでも叱ってしまうとコップ自体を避けるようになってしまいます。