2015/04/05
冬は赤ちゃんのしもやけにご注意!子供がかかりやすいしもやけは赤ちゃんももちろんかかりやすいものです。その原因と対処法は?
今回は赤ちゃんのしもやけについてのお話です。
この記事の目次
赤ちゃんがしもやけになりやすい原因
昔ほどしもやけにかかる子供は減っているようですが、個人的にその理由は外で体を動かして遊ぶ子供が減ったからだと思っています。
というのも、しもやけになる原因は皮膚の体温調節が外気温についていけなくなり、血流が滞ってしまうから。例えるなら「冬という気温の低い状況で、皮膚についた汗が急激に冷やされ続ける」でしょうか。
だから、体を動かして汗をかく子供にかかりやすく、体を動かさなくても汗をかきやすい赤ちゃんもかかりやすいんです。
赤ちゃんのしもやけはどこにできる?
赤ちゃんのしもやけは、主に血流が行き届きにくい末端部分に発症しやすいです。
・手足の指
・ほっぺた
・鼻
特に発生しやすいのが足の指。心臓から遠いところにある分血流も行き届きにくい場所だからですね。
ちなみに、赤ちゃんの手足は基本冷たいものです。これを常に温めろということではなく汗を残さないようにするというのがポイントです。
どんな症状がしもやけなの?
しもやけといえば赤く腫れてかゆくなる。のが一般的ですね。もちろん赤ちゃんのしもやけもこれになります。が、赤く腫れるのは目視できても、赤ちゃん自身が気づかずかゆそうにしない場合もあります。
そのほか、水泡や湿疹ができるしもやけもありますので、これがしもやけなのかわからないケースもあります。
どのしもやけも基本はかゆみをともない、掻くと悪化するものです。
赤ちゃんのしもやけ対策
しもやけの予防
まずは赤ちゃんのしもやけを予防する対策から、これはズバリ!かいた汗を残さないこと。乾燥を保つこと。
手足の防寒用に手袋や靴下をはかせるのは良いと思いますが、同時に汗をかいていないかチェックすることも大切です。大人が思う以上に赤ちゃんは汗っかきなので、手袋の中で発生した汗に気づけずにしもやけに発展することもあります。
スキーやスノーボードをされる方でしたらわかるかもしれませんが、手袋の中に雪が入って手が真っ赤になる。あの状態になりかねません。
なお、皮脂分泌の激しい赤ちゃんに汗をかかせないようにするのは正直非常に困難なことですが、スキンケアで保湿することで汗の分泌を抑えることは可能です。
※保湿ケアをするというのは、お肌の表面を湿らすのではなく、お肌の内部のうるおいを保たせることです。
しもやけができてしまったときの対処
しもやけは気が付かない間に発生します。もし冬場に赤ちゃんの手足などが赤く腫れあがってしまった場合は、予防対策とともにしもやけの回復を促します。
しもやけは血流が滞ってできる症状なので、血流を促進させてあげるのが一番です。
具体的には、軟膏タイプの保湿剤を幹部に塗りこみながらマッサージをする。ですね。強すぎるマッサージは痛みを伴いますのでやさしく滑らせてみてください。
しっかりと血流を促進させれば、早くて3日ほどでしもやけは回復していきます。
しもやけを掻きむしってしまうときの対処
基本しもやけはかゆいものなので、我慢を知らない赤ちゃんとは相性が悪いものです。掻きむしり続けることでしもやけ以外に炎症が起こり、ひどい場合は出血を伴ってしまいます。
かゆみを抑える方法としては、ステロイド入り軟膏が有効ですが、ガーゼなどを患部に当てて皮膚を直接掻かせなくするのも有効です。その他、起きている状態なら他のことに気をそらすなどの対処もあります。
また「漢方薬が効く」という情報もありますが、赤ちゃんが服用できる漢方薬は限られています。お医者様の指示の下で使用しましょう。
※出血まで伴ってしまった場合は受診されることをおすすめします。
まとめ
子供はかぜの子というくらい、外で遊ばせるのは良いことではありますが、ケアを怠ってしまうと元気な子でもしもやけの発症確率は上がります。
体温調節も大切ですが、かいてしまった汗を残さないことが、しもやけにとって一番重要なことになりますね。