2015/04/05
気管支炎はかぜ症候群にかかった際のウイルスが喉の奥、気管支まで及ぶ状態です。
症状は軽いものから重いものまでさまざまですが、呼吸困難の可能性もあるため小児科の受診は必須になるでしょう。
この記事の目次
気管支炎の特徴
- かかりやすい時期…新生児~/冬~春
- 主な症状…鼻水、せき、発熱
急性気管支炎
かぜの後に併発する可能性があるのが急性気管支炎。たんがからんで湿っぽい咳が出ることもありますが、比較的軽い症状の場合が多いです。
急性細気管支炎
急性気管支炎よりも症状の重い急性細気管支炎は、呼吸器の枝分かれしている気管支の先方までウイルス感染により炎症を起こしている状態です。
1歳児未満の赤ちゃんがかかるケースが多く、特に月齢がひくいほど重症化しやすい傾向が。
症状の特徴は、鼻水やたんがからんだ湿ったせきに加えて「ゼーゼー・ヒューヒュー」といった呼吸音。これは呼吸困難になる可能性がある状態です。
ホームケアと対処
水分補給や鼻水をこまめに吸い出すケアが必要ですが、元気がない、泣かない、おっぱいやミルクを飲まない…など、ホームケアだけでは間に合わないことばかり。
どちらの気管支炎も素人目線では見極めることは難しいため、大事に至る前に至急小児科を受診します。特に急性細気管支炎は人工呼吸が必要になるケースもある危ない症状です。
なお、しっかり治療することで通常なら1~2週間ほどで回復する場合がほとんどのようです。
※症状が見極められないときは早めにかかりつけの病院に電話を。休日や深夜の急な症状の場合は「#8000」(厚生労働省小児救急電話相談)に相談しましょう。