2015/04/05
新生児10000人に1人が発症するという胆道閉鎖症は、赤ちゃんにとってとても危険な病気。生後0ヶ月からの赤ちゃんの様子をしっかり見てあげることが大切です。
この記事の目次
胆道閉鎖症
かかりやすい時期…生後0ヶ月~
主な症状…白色便、黄疸
特徴
何らかの原因で胆道が塞がってしまい、消化に作用する胆汁の流れがせき止められ肝臓にたまってしまう病気です。
胆汁がせき止められると、新生児にある黄疸が1ヶ月経ってもおさまらず。また、うんちがカスタードクリームのような白っぽい色で出てきます。
症状が進むと肝臓にたまった胆汁が原因で肝硬変を起こし、死に至るケースもあるので非常に危険。
胆道閉鎖症の原因は解明されていません。ママのお腹の中で発症する先天性ケースもあるため、生後0ヶ月の新生児から発症する可能性もあります。
発症する確率はそこまで高くないものの、女の子は男の子の約2倍の発症率があるようです。
ホームケアと対処
胆道閉鎖症は内臓が変形する病気のため、病院での手術を伴います。パパママができることは早期発見。肝硬変を引き起こす前に対応できるかが肝心です。
発見が遅ければ最悪は肝臓移植の必要性も出てきます。
胆道閉鎖症の発見ポイント
- 便の色をチェック…母子健康手帳にある便色カードを参考に
- 黄疸をチェック…通常は生後1ヶ月ごろまでには黄疸はひいてきます
発症確率は少ないとはいえ、生後3ヶ月ごろまでは注意する必要があります。
※症状が見極められないときは早めにかかりつけの病院に電話を。休日や深夜の急な症状の場合は「#8000」(厚生労働省小児救急電話相談)に相談しましょう。