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離乳食デビュー前!これだけは抑えたい食物アレルギー知識

time 2015/04/10

離乳食デビュー前!これだけは抑えたい食物アレルギー知識

生後5ヶ月目に入ると離乳食デビューする赤ちゃんがちらほら。卒乳に向けての第一歩を踏み出したいところですが…その前に知っておきたいのが食物アレルギー。

せっかく用意した離乳食で大変なことにならないためにも最低限の食物アレルギー知識を知っておきましょう♪

この記事の目次

食物アレルギーの症状

まず知っておきたいのが食物アレルギーの症状。大半の方はアレルギーといえば蕁麻疹などの湿疹やかゆみが想像できるかもしれません。

が、実は食物アレルギーの症状はとても多いんです。これが病気なのかアレルギーなのか判断が付かない原因でもあるんです。

皮膚系のトラブル

  • じんましん・赤み
  • かゆみ
  • むくみ
  • 既に出来ている湿疹の悪化

呼吸器のトラブル

  • せき・くしゃみ
  • 鼻水・鼻づまり
  • 喘鳴・呼吸困難

消化器のトラブル

  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢・血便

え!?こんなにもあるの?って、私は思いました(笑)さらに症状がひどいとアナフィラキシーショックを起こし意識がなくなることもあるようです…恐い!

症状の発生にはタイミングあり

時計

食物アレルギーを持っていたとしても、すぐに症状が現れるとは限りません。大きく分けて即時型と遅延型の2種類があります。

  • 即時型…食べた後2時間以内に発症、多くはじんましんなど皮膚トラブル
  • 遅延型…すでに発症している乳児湿疹などの治りを遅くする(悪化する)

食物アレルギーの厄介なところは、あらかじめどの食物にアレルギーを示すかを知るすべが無いところ。つまり、実際に食べて反応を見るしか方法がないんです…

※例外として、ママが食べたものが授乳の際に母乳と混ざり、それに対してアレルギー反応を起こすケースもあるようです。

アレルギーの出やすい食物

アレルギーの出やすい食材

食物にはアレルギーの出やすいものがあります。スーパーの食品の成分表示にもよく見かけますよね。有名なものから意外なものまで簡単にまとめました♪

7大食物アレルゲン(表示義務のある7品目)

  • 牛乳
  • 小麦粉
  • えび
  • かに
  • ナッツ
  • そば

その他(表示が推奨されている20品目)

  • 牛肉・豚肉・鶏肉
  • 鮭・さば・イクラ・イカ・あわび
  • 桃・りんご・オレンジ・キウイ・バナナ
  • くるみ・ごま・カシューナッツ
  • 大豆・まつたけ・山芋
  • ゼラチン

離乳食デビューの食物アレルギー対策

最後は食物アレルギー対策です。が、対策といっても未然に防ぐものではなく、アレルギーがあった場合に原因を特定しやすくなるという意味です。

原因が特定しやすくなれば受診時に、より的確な指示につながると思いますよ♪

離乳食前にアレルギー度チェック

  1. 現在湿疹が治っていない
  2. 下痢状態が続いている
  3. おっぱいやミルクを飲んでアレルギー反応を起こしたことがある
  4. パパママの両親や兄弟にアレルギー体質の人がいる
  5. 赤ちゃんがアトピー性皮膚炎だと診断されている

上記の1~5の項目中で1つでも該当するものがある場合は、食物アレルギーを起こす可能性があるようです。これらの場合には、離乳食デビューを遅らせる必要もあるかもしれないので、かかりつけの病院で相談しましょう。

一方、どの項目にも該当しなければ、一旦は食物アレルギーの心配はないようです。ただ、初めての食材を与える際は何が起こるかわからないのは、どの赤ちゃんでも一緒です。

初めての離乳食の与え方

初めての離乳食の与え方

これはアレルギー度チェックで1つでも該当する場合はやっておいたほうがいいかも。

それ以外でも、心配なようでしたらぜひやってみてください。面倒な箇所はあると思いますが、わが子の食の相性が分かりやすくなると思います。

  • アレルギーが出た場合の食材を断定しやすくするため食材は混ぜない
  • 初めはスプーン一杯のみ。反応が出た場合に症状を最小限に抑えるためです
  • アレルギー症状が出た場合でも、すぐ受診できるようデビュー時間は平日の午前中に
  • 即時型アレルギーなら食後2時間以内に症状が出ますので、静かにさせて様子を見ます
  • いつ、なにを、どのくらい与えたかをメモすることで、受診の際に説明しやすくなります

アレルギー対策でやってはいけないこと

これはアレルギー症状が出てしまった場合ですが、単にその食材を除去すればいいという考えは絶対NG!

離乳食期は大切な育ち盛りですので、ある食材をまったく取らないことで将来の発育発達に影響が出る可能性があるんです。

アレルギーは成長次第で治る可能性も高いですし、代替の食材もあります。自己判断で食材除去はせず、医師や管理栄養士に相談しましょう。

まとめ

離乳食デビューの前にこれだけは!ということで紹介しましたが、結構なボリュームになってしまいました…。食物アレルギーはそう多くの赤ちゃんに見られるものではないようですが、油断は禁物です。

親が出来るのはアレルギーの可能性を見つけること、その後については自己判断せずに専門家に指示を仰ぐことが大切です。

ちなみに我が家のベビーは、乳児湿疹を引きずりデビューが遅れています。万が一アレルギーが発症しても小学校に入学する頃には治るケースが多いようなので、過度に神経質にならないほうが良いかもしれませんね。

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