2015/04/05
赤ちゃんに出べそが!これって将来的にも残るものなの…?
赤ちゃんが泣いたりいきんだりした時、つまりお腹に力を入れるような状態の時にポッコリと露出する出べそ。ママはびっくり!どうしよう…
今回は臍ヘルニアと呼ばれる赤ちゃんの出べそについてのお話です。
この記事の目次
赤ちゃんの出べそは治るの?
まず初めに結論から言うと、新生児の時からポッコリ露出した出べそ、通常は自然に治ります。
腹筋が未発達の時期特有の症状ですので、寝返りなどができるようになるころから徐々にへこんでいくケースが多く、1歳までには赤ちゃんの95%が完治しているようです。
出べその正体は臍ヘルニア
赤ちゃんの出べその正体は大部分が臍ヘルニアというもの。おへそは腹筋の境目の穴にありますが、へその緒を取ったばかりの未熟なおへその穴部分から腸が飛び出してしまう現象。
この飛び出す現象は主に泣いたりいきんだりしてお腹が収縮するとき。圧力で腸が押し出される、ということですね。
出べその対処法
この臍ヘルニア、指で押すと簡単にへこみますが、また泣いたりいきんだりするとポコッと飛び出してきます。もちろん指で押すことが対処法ではなく、自然治癒を待つのが一番の対処法になります。
間違った方法としては、何かで継続的に押さえつけるようなことはしないことです。
例えば一昔前の言い伝えでは「硬貨をおへそに押し付けると治る」や「絆創膏で押さえておけば治る」などがありましたが、これには何の根拠もないようです。
逆に未熟な皮膚に対して不衛生なものを密着させることになりますのでかぶれなど炎症を起こしてしまいます。赤ちゃん自身も引掻かないようにしてあげてくださいね。
まとめ
赤ちゃんの出べそは自然に治るもの。無理に押さえつけるようなことはせず清潔に保つこと。
突如飛び出してくるおへそにびっくりするかもしれませんので、心配があるようでしたら受診するのも良いと思います。
ちなみに、いつまでたっても治らない!場合や、今すぐにでも治したい!場合には手術で治すことも可能です。臍ヘルニアは保険がきく病気ですし、乳幼児医療証があるなら医療費は無料になります。
ただ、保険のきく手術といっても赤ちゃんの体に大きな負担を与えるのは明白。かかりつけのお医者様によく相談して検討するべきですね。